2009年9月12日土曜日

塾の合宿は効果あるの?

塾のイベントとして、合宿やキャンプがあります。

特訓合宿と称して、朝から晩まで勉強づくしという合宿もあります。
小学生6年生向けのもののほかにも、高校受験や大学受験を控えた受験生や、小学5年生が参加するものもあります。



塾が用意しているパンフレットには、参加した生徒の体験記が載っていることが多いです。

たいてい、「受験に対する意識が変わった」とか「やる気が出た」とか書かれています。


塾からの説明の中でも、子供が変わる期待感を持つような話がなされます。


実際のところはどうなのでしょうか。





普段と違う環境に子供を置くということで、とても貴重な体験をさせることができます。

受験という同じ目標を持った仲間と侵食を共にすることで、成長することが期待できます。

一時的とはいえ親元から離れる経験は、実際の受験の時にも活きてくるでしょう。

一日に10時間も12時間も勉強するわけですが、合宿が終わると普段の授業や塾の講義が短く感じられます。

個別指導の塾の場合は、いつもとは違い集団の中で授業を受けることになり、周りから刺激を受ける機会にもなります。

他にも色々なメリットが考えられます。




しかし、実際に受験の合否に関係してくるかというと、なんともいえないのです。

合宿に参加した生徒の合格率がどうだったかを公表している塾はありません。

つまり、役に立つかどうかは分からないということです。


勉強に身が入らなかった生徒が合宿を境にどんどん成績が伸びたと言う話はよく聞きます。

確かに変わる生徒もいるでしょう。

しかし全く変わらない生徒もいるのです。


合宿やキャンプの期間というのは、大体5日から長くても10日くらいです。

多くは7日前後ですが、たった7日で成績が変わるわけはありません。

変わるとすれば気持ちですが、合宿に参加しなくても変わる生徒はいます。



合宿の費用は決して安くはありません。

だいたい10~20万円程度の塾が多いです。

これで子供が変われば安いもの、と考えてもいいのですが、変わる保障はありません。



塾から見れば、合宿参加者はとてもよい「お客様」であるのも事実です。

合宿後に、目をかけてもらえる可能性もありますが、これは塾にもよるでしょう。

2009年9月11日金曜日

二科目受験か四科目受験か

中学入試では、国語・算数の二科目受験の学校と、国語・算数・理科・社会の四科目受験の学校があります。

志望校にあわせて、二科目を勉強するか、四科目を勉強するか選択することになります。


まだ志望校が決まらない場合は、どちらかを選ばなければなりません。
特に理由が無い場合は、四科目を学習することをおすすめします。

入試科目が二科目という学校は年々減ってきています。
二科目入試の学校がなぜ二科目にしているかというと、受験生・生徒確保に有利だからという理由があるからです。
しかし現在は入試には四科目を課す学校が多くなり、二科目だからといって受験生や生徒が増えるということはあまりなくなってきました。


受験する側からみると、二科目に比べると四科目は様々な負担が増えます。
まずは子供への負担。特に社会や理科が苦手な生徒の場合は心理的なストレスが増えます。(ストレスが増えるから成長するという面もあるのですが、確実にストレスは増えます)塾での授業の増加による身体的な負担も増えます。
塾や家庭教師などの金銭的な負担も見逃せません。


塾が四科目受験を薦めてきた場合、理社の講座・授業を受講してもらい売上げを挙げる目的がある、ということも見越した上で、四科目受験をさせるのかどうか考えるといいでしょう。

2009年9月8日火曜日

中学受験に合格する方法

中学受験の話で、基本的なことが分かっていない方が結構います。
たとえば「どのようにしたら合格できるか」、ということがきちんと理解できていない保護者が多いです。

中学受験では何で合格が決まるかというと、入試の成績で決まります。
面接をする学校も多いですが、入試の成績が良くないと、面接での逆転は難しいです。
強力なコネや縁故があれば別ですが、一般の方には期待できません。

入試の結果で合否が決まるということは、模試で出た成績や偏差値は関係無いということでもあります。
普段の成績が良くても落ちる子はたくさんいますし、その逆もあります。


当たり前のことですが、模試の問題は受験者全員同じです。
ところが入試の問題は、学校によって傾向が違います。
記述問題が多い学校、選択問題が多い学校、どちらも半々くらいの学校……
出題される分野も違います。
模試のデータは貴重ですが、わずかな差は気にすることはありません。

どうすればよいかというと、受験する学校で出題される問題を解けるようになればいいのです。
そこで過去問を学習することがとても重要なのです。

近年では、受験者が増えているために、わずかな差が当落を分けます。
実際のところは単純な学力だけではなく、精神力や体力も必要です。

2009年9月7日月曜日

読書の習慣

「子供が本を読まない」と相談されることがあります。

本を読むことは、子供の感性を豊かにし、中学受験で必要な国語力の基礎もつきます。
もちろん、本を読まない子供より読む子供の方が、将来にわたって成功を手にする可能性が広がります。


子供が本を読まない一番の原因は、お父さん・お母さんが本を読まないから、です。
多くの子供を見る中で、本をよく読む子供の家庭では、家に家族みんなで使う本棚あるとか、お父さん・お母さんが読書好き、という傾向が見られました。

子供に親が本を読む姿を見せないと、子供は本を読みません。
まずは親が変わらなければならないのですね。


ただ、沢山買うと本は安くはありません。(ゲームに比べれば安いですが)
おすすめしているのは、公立の図書館を利用することです。
家族ででかけて、それぞれ借りたい本を借ります。
お金がかかりませんし、沢山の本から選ぶこともできます。


子供が本を好きになるのはいいのだけど、同じジャンルばかり偏って読んでいる、と言う場合もあります。
男の子は科学の本、女の子は物語が好きな傾向があります。男女問わず推理小説は人気があります。
でも偏っていてもそれは別にいいと思うのです。
親から「推理小説ばっかり読んでないで、別の本も読みなさい」等といわれると、読書が嫌いになってしまう場合があります。
多感な子供の場合、推理小説を読むことに対して罪悪感を覚えてしまう場合もあります。


本を読む目的は、受験のためでもなく、国語の勉強のためでもないはずです。
子供が楽しいと思えるものを読ませるのが一番です。
面白いと思えればどんどん読書も進み、結果として読む力も養われます。
好きでもないものを無理やりに読まされれば、読書が嫌いになり、さらには読むことや国語まで嫌いになってしまう危険性すらあります。

読ませたい本があるならば、今読んでいるものを絶対に否定せず「こんな本も面白いよ、読んでみたら」と促すといいでしょう。


6年生で受験を控えている場合は、読書の習慣が無い子供に「受験の為に」と無理に読書させる必要はありません。
そもそも読書していない子供は読む力が十分養われていないことが多いです。そのような子供達に、「中学受験の為に読むといい」とされているような本を読ませても、内容がつかめないことが多いのです。

ただし、受験に関係なく読書習慣はつけたほうがいいです。
その子供のレベルに合わせた、適切な本を選んであげる必要があるのです。
公立の図書館が利用できる場合は、家族での利用をおすすめしています。
司書に相談して、本を選んでもらうと良いでしょう。(親が相談するのではなく、子供に相談させるのがいいでしょう)