塾のイベントとして、合宿やキャンプがあります。
特訓合宿と称して、朝から晩まで勉強づくしという合宿もあります。
小学生6年生向けのもののほかにも、高校受験や大学受験を控えた受験生や、小学5年生が参加するものもあります。
塾が用意しているパンフレットには、参加した生徒の体験記が載っていることが多いです。
たいてい、「受験に対する意識が変わった」とか「やる気が出た」とか書かれています。
塾からの説明の中でも、子供が変わる期待感を持つような話がなされます。
実際のところはどうなのでしょうか。
普段と違う環境に子供を置くということで、とても貴重な体験をさせることができます。
受験という同じ目標を持った仲間と侵食を共にすることで、成長することが期待できます。
一時的とはいえ親元から離れる経験は、実際の受験の時にも活きてくるでしょう。
一日に10時間も12時間も勉強するわけですが、合宿が終わると普段の授業や塾の講義が短く感じられます。
個別指導の塾の場合は、いつもとは違い集団の中で授業を受けることになり、周りから刺激を受ける機会にもなります。
他にも色々なメリットが考えられます。
しかし、実際に受験の合否に関係してくるかというと、なんともいえないのです。
合宿に参加した生徒の合格率がどうだったかを公表している塾はありません。
つまり、役に立つかどうかは分からないということです。
勉強に身が入らなかった生徒が合宿を境にどんどん成績が伸びたと言う話はよく聞きます。
確かに変わる生徒もいるでしょう。
しかし全く変わらない生徒もいるのです。
合宿やキャンプの期間というのは、大体5日から長くても10日くらいです。
多くは7日前後ですが、たった7日で成績が変わるわけはありません。
変わるとすれば気持ちですが、合宿に参加しなくても変わる生徒はいます。
合宿の費用は決して安くはありません。
だいたい10~20万円程度の塾が多いです。
これで子供が変われば安いもの、と考えてもいいのですが、変わる保障はありません。
塾から見れば、合宿参加者はとてもよい「お客様」であるのも事実です。
合宿後に、目をかけてもらえる可能性もありますが、これは塾にもよるでしょう。